【ジン】お酒初心者必見!ジンってどんなお酒?
今回は,お酒を飲んだことがある人なら一度は聞いたことがあるでしょう,「ジン」について紹介していきたいと思います!
ジンの基本知識
まずは,ジンというお酒についての簡単な知識を紹介します!
ジンの歴史
ジンについて少し学んだところで,今度はその歴史を紹介します!
もともとは薬用酒として作られていた
11世紀頃にイタリアの修道士が,ジュニパーベリーをベースにした蒸留酒を作っていたことが始まりだとされています.
このころはまだ薬用酒としての扱いだったそうです.
一般化の流れ
1660年にオランダのライデン大学医学部の教授,フランシスクス・シルヴィウスが作った薬用酒であるジュニエーヴェル・ワインが起源となり,普通に飲んでもおいしかったため広がっていきました.
さらにその約30年後の1689年に,オランダの貴族であったウィリアム3世がイングランド国王として迎えられた際,このお酒もイギリスに持ち込まれ人々に浸透しました.
「ジン」と呼ばれるようになったのも,この頃からだそうです.
ジンの種類
「ジン」と一口で言っても,製法,歴史,生産地などによって種類が異なります.
ここでは以下の4種類を紹介します.
- ドライジン
- ジェネヴァ
- シュタインヘーガー
- オールドトムジン
ドライジン
- 連続式蒸留器を用いて作られる,現在主流のジン
- 主生産地がイギリスのロンドンであることから,「ロンドン・ジン」,「イングリッシュ・ジン」などと呼ばれることもあります.
- アルコール度数の高いスピリッツを作り,ジュニパーベリーなどの副材料を加えて単式蒸留器でゆっくり再蒸留します.
ジェネヴァ
- 昔ながらの製法で作られているジン
- オランダで生産されていることから,「オランダ・ジン」と呼ばれることもあり,また,1800年代から作られていることから,「クラシック・ジン」とも呼ばれます.
- 他のジンよりも蒸留回数が少ないため,コクが深く濃い味わいなのが特徴.
- 製造過程で糖化発酵させるため,独特な甘みとまろやかな口当たりに仕上がっています.
- ストレートでゆっくり飲むのがおすすめです!
シュタインヘーガー
- ドイツのヴェストファーレン地方のシュタインハーゲン村で生まれたジンです.
- 生のジュニパーベリーを用いていることが特徴で,ドライジンやジェネヴァと比較して癖が抑えられ,控えめな甘みが楽しめます.ちなみにドライジンやジェネヴァは乾燥させたジュニパーベリーを使用しています.
- しっかりと冷やして飲むのがおすすめです!
オールドトムジン
- 製造工程はドライジンとほとんど同じで,違うのは2%の砂糖を加えることだけ.歴史はドライジンよりも古いのですが,そのまま飲むと癖や雑味が強いため砂糖を加えて飲むようになったそうです.
- 直に砂糖を加える方法と,サトウキビ由来のスピリッツを加える方法があります.
- カクテルのベースに使えば,甘さが引き立ち飲みやすいカクテルに仕上がります.
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